アートと政治の交差点〜The Intersection between Art and Politics

政治、経済、世の中のもろもろな事をアートとともに読み解きます。

なぜ出馬するのか?反骨のパフォーマー マック赤坂

 都知事選といえば、マック赤坂である。

本名:戸並 誠 1948年生まれ 御歳64歳

スマイルセラピー協会会長、スマイル党党首。

京都大学農学部卒業、伊藤忠商事にて、当時は注目されていなかったレアメタルの輸入を推進した立役者である。48歳とき、独立してマックコーポレーションを設立。レアメタル貿易で一財をなした成功者である。

そして、「売名行為」「金持ちの道楽」「泡沫候補」これが彼に与えられた呼び名。

その奇抜なパフォーマンスに人々は嘲笑、苦笑する。

ずっと前から私も、なぜ毎回、供託金を没収され、選挙にお金を使い、汗をかくのか、疑問だった。

まず、「売名行為」は当てはまらない。なぜならば、彼は広く名前を知られる必要のないB to Bの実業の世界で身を立てている。

「金持ちの道楽」、この言葉も違和感がある。出馬のたびにマック氏は苦しい顔をする。道楽でこんなエネルギーは発せられないと思う。

なぜ マック氏は、出馬するのか?そのエネルギーはどこからくるのか?

 

去年、ラジオ番組で彼が、話した言葉を思い出した。

「日本の選挙制度では、選挙に勝てるのは大手政党に所属するか、その支援を受けるか、業界団体の支持を得るか、あるいは、テレビで名前が売れた著名人かでなければ当選は無理である。

何のバックもなく、知名度もない市民は、初めから選挙で勝つは不可能なのにそういう矛盾に対してなぜ大衆は怒らないのか、なぜ4割の有権者投票行動を起こさないのか」

この疑問に対して、「日本の選挙は馬鹿馬鹿しい。だから馬鹿馬鹿しいことを伝えたい」

こんな内容だったと思う。

ぜひ都知事選に前に「立候補」という映画を見て欲しい。

マック氏の戦いがこの中には表現されている。

秋葉原安倍総理応援街宣中に、支持者の罵倒の中、平衡で演説をかます勇姿。

そして、その援護に回る息子の揺るぎない支持。鳥肌ものである。

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映画「立候補」 [DVD]

映画「立候補」 [DVD]

 

 誰が、政治をやっても変わらないと言って投票に行かない4割の国民よりも、とてもまともな人物である。

政見放送が有名だが、ぜひこのビデオも見て欲しい。怒れるマック氏が垣間見られる。

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今日のまとめはこのビデオにさせてもらいます。マック氏はこの中の一人にふさわしいと個人的には思っています。

Apple Computer 「Think Different」CM

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